フォーム型防舷材は、外面はゴム層等で、内面にEVAなどのフォームを充填した防舷材です。
水面に浮くので、干潮・満潮にかかわらず防舷材の役割を果たせ、広く港湾施設で使用されています。
ご希望に応じた特別サイズをご検討の際は、ぜひ一度お問い合わせください。

特徴
・チェーンネットなしのフォーム式防舷材は、チェーンネットに使われるタイヤとチェーンによって船体に傷がつくことはありません。タイヤ、チェーンによる傷のメンテナンスに大変な思いをされている場合、チェーンネットなしのフォーム式防舷材をお勧めいたします。
・空気式防舷材は、パンク・空気漏れの可能性がありますが、フォーム式防舷材にはパンクや空気漏れは、ありません。
・空気式防舷材には、空気圧の調整が必要ですが、フォーム式では、そのような調整は不要です。
性能テスト
特性 | テスト基準 | 基準値 | 結果 | |
---|---|---|---|---|
引っ張り強さ | BS 903. A2 | ≧16MPa | 16.8 | |
破壊伸び率 | BS 903. A2 | ≧400% | 436 | |
硬さ | BS 903. A26 | ≦82 | 80 | |
引き裂き強さ | BS 903. A26 | ≧70N/MM | 74 | |
圧縮変形 (70℃×22時間×25%) |
BS 903. A6 | ≦30% | 21 | |
引き裂き強さ | BS 903. A26 | ≧70N/MM | 74 | |
経年処理 (70℃±1℃ 96時間) |
張力 | BS 903. A19 | ≦20% | 19 |
破壊伸び率 | BS 903. A19 | ≦20% | 19 | |
硬度 | BS 903. A26 | 独自値硬度6(最大) | 2 | |
耐オゾン性 (50PPHM 40℃ 20%伸長 96時間さらす) |
BS 903. A3 | 目視で亀裂なし | 亀裂なし |
項目 | 単位 | 数値 |
---|---|---|
密度 | G/㎤ | 0.05~0.14 |
張力 | KPA | ≧150 |
圧縮力 | KPA | ≧80 |
加熱時の歪み率 | % | ≦3.0 |
水吸収 | G/㎤ | ≦0.005 |
硬度 | SHORE B | ≧30 |
圧縮ひずみ | % | ≦3.0 |
60%歪み 吸収エネルギー/KNM | 60%歪み 反力 | ||
---|---|---|---|
標準 | テスト結果 | 標準 | テスト結果 |
≧781 | 804.2 | 1247.4~1524.6 | 1332 |