物流倉庫では、箱物・通い箱・袋物など多様な荷姿を扱うため、用途に応じて複数種類のコンベアを組み合わせるのが一般的です。
ベルトコンベアは安定して連続搬送しやすく、仕分け・移載・長距離搬送に向きます。ローラーコンベアは段ボール等の定形荷物に強く、梱包・出荷ラインやバッファに最適です。チェーンコンベアはパレットや重量物搬送で力を発揮し、工程の自動化・省力化に貢献します。
重要なのは、荷物の底面形状や重量、搬送速度、乗り継ぎ部の段差を踏まえて、詰まりや荷崩れが起きない“流れ”を作ることです。
01.ベルトコンベア
人力での運搬が困難な重量物や、一定量を安定して流したい工程に特に有効で、設置場所のレイアウトに合わせて直線、傾斜、曲線など様々な構成が可能です。
用途や搬送物の特性に合わせて、ベルトの材質、表面形状、速度、搬送能力を最適化することにより、省人化、安全性、および作業品質の向上に貢献します。
02.ローラーコンベア
ローラーコンベアとは、複数のローラーを並べた搬送路上で、荷物を転がして運ぶための設備です。
人が押して流すタイプからモーターで動くタイプまで様々な種類があり、段ボールや通い箱、パレットといった定形荷物の搬送に適しています。
そのシンプルな構造はレイアウト変更を容易にし、物流倉庫での仕分け・出荷ラインや、製造工程における搬送・一時保管(バッファ)など、幅広く活用されています。
03.チェーンコンベア
チェーンコンベアは、金属チェーンを駆動源とし、平板やアタッチメントといった搬送面を動かして、重量物、高温物、油分を含むものなど、多様な搬送物を運ぶための設備です。
ベルト式に比べて強い駆動力が得られやすく、搬送時の衝撃や負荷が大きい過酷な現場においても、安定した運転を続けやすいという特長があります。
具体的には、鋳物・金属部品・パレットの搬送、組立ライン、炉の周辺など、厳しい環境下での使用に適しています。