株式会社ベルコン

ベルトコンベアの清掃は定期的に行っていますか?日々多くの物を運搬するベルトコンベアは使用しているうちにどうしても汚れが付着してしまいますので清掃は必須です。
この記事ではベルトコンベアの清掃の必要性や特に注意したい箇所、具体的な清掃方法についてご紹介します。ぜひ一度ベルトコンベアをチェックして、必要な清掃作業を実施しましょう。

ベルトコンベアの清掃が必要な理由

ベルトコンベアが適切に清掃されていないとコンベアベルトの破損や寿命低下、動作不良、ベルトコンベアの破損や故障、事故、火災など、さまざまな弊害が発生します。
たとえばコンベアベルトやベルトコンベアが破損してしまった場合は、交換や修理に費用がかかってしまい、その間は生産活動も停止してしまうため生産性も低下してしまいます。事故や火災が発生すると人命に大きな危険が及びかねません。
従業員の安全やワークの品質、生産性の維持、コスト削減の面で、ベルトコンベアの定期的な清掃は必要不可欠です

汚れがたまりやすい箇所

ベルトコンベアはさまざまな部品で構成されていますが、特に「コンベアベルトの表面」と「ローラー」は汚れが溜まりやすい部分なので、重点的にチェック・清掃されることをおすすめします。

 

コンベアベルトの表面

ワークを載せるコンベアベルトは非常に汚れやすい箇所です。特に粉末状のワークや土砂などを運搬する場合は頻繁に清掃を行わないとすぐにトラブルが発生してしまいます。また、清掃を怠るとコンベアベルトの寿命を縮めることにもつながりかねません。

 

ローラー

コンベアベルトを支えるローラーも汚れが付着しやすい部分です。ローラーとコンベアベルトの間に汚れが挟まることで蛇行したり作動が停止したり、場合によっては事故や火災などの重大トラブルにもつながります。スムーズに、安全にベルトコンベアを作動させるためにも、ローラーの清掃は必須です。

ベルトコンベアの清掃方法

以上でベルトコンベア、特にコンベアベルトとローラーの清掃の重要性はご理解いただけたかと思います。ここからはベルトコンベアを清掃する方法について見ていきましょう。

 

case1.コンベアベルトの表面の清掃方法

コンベアベルトの表面はゴムや樹脂でできています。まずはエタノールなどの揮発性が低いアルコールを染み込ませたウエスで軽く拭いて汚れを除去しましょう。その後、乾いたウエスで乾拭きします

揮発性が高いアルコールを使用するとゴムや樹脂が劣化してしまって、かえってコンベアベルトの寿命が短くなってしまうので要注意です。また、ウエスは糸くずが出にくいものを使いましょう。糸くずが出てしまうと、それがトラブルの要因になってしまいかねません。

上記のような方法でもなかなか汚れが除去できない場合は、表面洗浄剤を用いて清掃します

 

case2.ローラーの清掃方法

ローラーを洗浄するためには、まずはコンベアベルトを外した後にローラーも取り外して手洗いするという方法があります。しかし、この方法は手間がかかります。

ベルトコンベアを作動させながら専用の洗浄剤を吹きかけ5分間放置し、その後に水で洗い流せば、ローラーもコンベアベルトもきれいになります。また、リセット洗浄剤を使ってコンベアベルトをブラシやたわしで磨くことで、より汚れが落ちやすくなります

日常的な点検とメンテナンスの重要性

ベルトコンベアは日常的な清掃だけでなく定期的な点検やメンテナンスも必須となります。こまめに点検をしていれば、コンベアベルトやローラーの汚れに早く気づくことができ、適切な清掃が可能となります。

また、汚れ以外にもベルトコンベアの不具合を早期に発見するためにも点検は必須です。たとえばテンション(張力)が下がっていると動作不良や故障につながってしまいます。蛇行が発生しているとコンベアベルトの脱落や摩耗、事故などが発生するリスクが高くなります。

 

ベルトクリーナーによる予防

コンベアベルトやローラーの汚れの付着を防ぐにはベルトクリーナーの活用も有効です。ベルトクリーナーとはベルトコンベアの表面の汚れを除去する装置です。ベルトクリーナーのチップの部分をコンベアベルトに押し当てる形で設置します。これによってベルトが回転したときに、チップが表面の汚れを掻き取ってくれるようになるのです。
特に土砂や含水量・油分が多いワークなど、コンベアベルトが汚れやすいワークを運搬しているベルトコンベアにはベルトクリーナーの設置を検討されることをおすすめします。

ベルトクリーナーの必要性

ベルトクリーナーを使えばコンベアベルトの汚れが自動的に除去されるため、ベルトコンベアの作動不良や停止、事故や火災の予防につながります。生産性が向上し、従業員の安全やワークの品質の担保にも寄与します。また、ベルトコンベアの寿命が延びる、清掃に必要な手間の削減、経費や人件費の削減にもつながります。

もちろん、ベルトクリーナーを使ったとしても細かい汚れやしつこい汚れが付着してしまうので、定期的な清掃・点検・メンテナンスは必須になるのですが、ベルトクリーナーを使わないケースと比較すると頻度を抑えることも可能です。
ベルコンでは、最新型のベルトクリーナーの取り扱いもございますので、是非ご覧ください。

ベルトコンベアのメンテナンスはベルコンへ

ベルトコンベアの清掃やメンテナンスは非常に手間がかかります。専門的な知識やスキルが必要となる作業もあり、方法を間違えると重大なトラブルにもつながりかねません。そこで、ベルコンにご相談ください。

弊社はベルトコンベアの設計・製作、修理、交換、管理まで、なんでもお任せいただける、ベルトコンベアのトータルサポート会社です。汚れが酷くて困っている、ベルトコンベアに不具合が発生してしまった、ベルトクリーナーを導入したいというお悩みがありましたら、お気軽にご連絡ください。

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